築年数を重ねた内装の壁材料が石膏ボードではなくブロックの塀を重ねたような作りになっており、壁厚が太く、間取り変更が難しい状態でした。換気ダクト等も抜きにくく、兼用換気にするなどして経路を確保しました。プラン面においては、LDKが広すぎてスペースを持て余すような配置であった為、廊下側と洋室を行き来するウォークスルークロゼットを設けました。梁が多く圧迫感を解消する為、内装建材はできるだけ色の明るいものを採用し、明るく穏やかな雰囲気に仕上げました。Lagom（ラーゴム）はデンマーク語で「ほっとする、安心できる、心地いい」といった時間の過ごし方や心の持ち方を追求した考え方で、そのような空間の実現を目指して作りました。